演題と「第一回熊本県鍼灸マッサージ大会」の横看板の写真
第1回
熊本県鍼灸マッサージ師大会

 
 平成15年10月25日(土)・26日(日)の両日、熊本交通センターホテルにおいて第一回目の「熊本県鍼灸マッサージ師大会」が開催されました。学術研修を大会の中心にすえ、所属会にかかわらず”誰もが参加学習できる鍼灸マッサ−ジ師の大会”として、本年はじめて開催されました。(スタッフの敬称を略します)


大会要領

 開催日   平成15年10月25日(土)〜26日(日)
  会場   熊本交通センターホテル
  目的   更なる組織充実と会員育成及び相互交流強化のため
 テーマ   「めざせこころの鍼灸医学」
  主催   (社)熊本県鍼灸マッサージ師会
  後援    熊本県健康福祉部
         社団法人 熊本県鍼灸師会
         社団法人 熊本県保険鍼灸マッサージ師会
         熊本市保険鍼灸マッサージ師会
         社団法人 全病理熊本県支部
         社団法人 全日本鍼灸学会熊本地方会

大会会場を見渡した写真

開催挨拶
(社)熊本県鍼灸マッサージ師会
会長 前田利信

 第一回熊本県鍼灸マッサージ師大会開催にあたり、ひとことご挨拶申し上げます。

 この度、平成15年10月25日(土)・26日(日)の両日、熊本市の交通センターホテルにおいて「めざせこころの鍼灸医学」を大会のテーマに掲げ、第1回の熊本県鍼灸マッサージ師大会を開会することになりました。

 (社)熊本県鍼灸マッサージ師会が開催してきた学術研修会と青年女性大会を発展的に解消し、 ”誰もが参加学習できる鍼灸マッサージ師の大会を” と県下の関連団体の皆様方にも呼びかけましたところ、ご支援ご協力をいただいて、本大会が開催される運びとなりました。

 私どもの業界にとって画期的なことであり、誠に喜ばしいことであります。
つきましては、この大会が業友の親交と研鑽を深めていく場となり、対外的には、鍼灸マッサージが国民の健康保持増進にすばらしい力を発揮できることをアピールする場として、将来、もっと多くの業友が集う大会になっていくことを切望します。

 最後になりましたが、本大会の開催にあたり実行委員並びに関係各位の皆様に感謝すると友に、本大会の盛会を祈念致します。(大会パンフレットより)


 第1日目   10月25日(土)

13:30〜15:20
一般発表  テーマ「膝関節」(症例報告・研究発表)

総合座長  草川正規氏がマイクを持ってしゃべっている写真総合座長  草川正規(副会長) 座長  岩本 真也氏がマイクを持ってしゃべっている写真座長  岩本 真也(青年部理事)
座長  山川慎二氏がマイクを持ってしゃべっている写真座長  山川慎二(青年部理事) 座長  真野正純氏が、マイクを持ってしゃべっている写真 座長  真野正純(青年部理事)

発表者
熊本市北部会  田代義治氏が演壇で発表している写真

@(社)熊本県鍼灸マッサージ師会
熊本市北部会  田代義治先生
田代先生発表(パンフレットより一部抜粋)

演題  「膝関節症と奇経治療」

 膝関節症は中高年に多い疾患であります。私は四診法(望聞問切)によって証をたて、本治法表治法奇経治療などを行っていますが、特に奇経治療について発表させて頂きます。
鳩野先生発表(パンフレットより一部抜粋)

演題  「膝関節疾患の治療例」

 (最後に)私の治療に対する考え方としまして、(みなさんも私と同様な考えで施術されていると思いますが)「膝が痛い」とか「膝が悪い」と言って来院する患者さんであっても、またその他の症状であっても、前に申し上げたように、診断を確実にすることが一番大事ではないかと思います。
 (診断を間違うと治療には至らない)要は、鍼により椎骨の歪みねじれを調整し、身体を立て直すことで、症状なり病気が治癒して健康になっていくことを目指し、努力して行かねばならないと思っているところです。
天草郡師会  鳩野信光氏が演壇で発表している写真

A(社)熊本県鍼灸マッサージ師会
天草郡師会  鳩野信光先生
人吉鍼灸マッサージ師会  宮原信晃氏が演壇で発表している写真

B(社)熊本県鍼灸マッサージ師会
人吉鍼灸マッサージ師会  宮原信晃先生
宮原先生発表(パンフレットより一部抜粋)

演題 「陸上競技の現場から」

 陸上競技に於けるスポーツ鍼灸の現状を、9月26日から28日に行われた高校陸上競技新人戦大会(水前寺陸上競技場)に向けた、日頃の高校でのケアー、そして大会当日のケアーなどをスライドを用いて紹介する。
中村先生発表(パンフレットより一部抜粋)

演題 「膝後面〜外側下腿部痛」

左座骨神経痛がほとんどよくなったので、仕事を始めて左足を上げた瞬間に左膝後面〜左下腿に激痛が走り、それから左足を地につけなくなり歩行困難になり、疼くような痛みがでた64歳の男性の症例報告。



南阿蘇鍼灸マッサージ師会 中村龍治氏が演壇で発表している写真C(社)熊本県鍼灸マッサージ師会
南阿蘇鍼灸マッサージ師会 中村龍治先生
玉名郡市鍼灸按師会理事 村上美足先生が演壇で発表している写真D(社)熊本県鍼灸師会
玉名郡市鍼灸按師会理事 村上美足先生
村上先生発表(パンフレットより一部抜粋)
  演題 「膝から眺めた腰痛の症例」

 我々鍼灸院を訪れる患者のうち、ひざ関節の疾患を訴えて来院する患者の頻度はかなり多いと思われるが、その中でも慢性化したいわゆる変形性の膝関節症の患者がその大半を占めると思われる。。日々の臨床において、そのような慢性化した膝関節症の患者を診ていると、例え訴えは膝であったとしても、その影響は局所のみに止まらず。股関節、臀部、腰部、ひいては脊柱へ及んでいる場合も少なくない。そこで、今回は頑固な腰痛を訴えて来院した患者に対し、膝関節に始点を置き換え、効果のあった一症例について報告する。
上野先生発表(パンフレットより一部抜粋)

演題 「膝関節鏡視下術後の理学療法」

 関節鏡視下手術の適応疾患としては、肩関節では、腱板断裂・肩関節不安定症・肩関節拘縮・リウマチ肩・その他である。
膝関節では変形性膝関節症・半月板損傷・リウマチ膝である。
 今回、国立療養所再春荘病院整形外科で、平成13年4月〜平成15年3月までの2年間で、変形性膝関節症および半月板損傷で鏡視下手術を行い理学療法を行った25例の理学療法プログラムおよび入院日数・部分加重日数、全加重日数を疾患別・術式別に検討したので報告する。
全病理の上野和敏先生が発表している写真
E(社)全病理 熊本県支部
全国病院理学療法協会九州会会長
上野和敏先生


15:30〜17:30
特別学術講演 「膝関節の鍼灸治療」
(社)熊本県鍼灸師会学術部長   丸山衛士先生
座長の高橋武良先生がこちらを向いている写真
座長 高橋 武良(事業部長)
講演者の丸山衛士先生が講演している写真
(社)熊本県鍼灸師会学術部長
丸山衛士先生
丸山先生講演(パンフレットより一部抜粋)
  演題 「膝関節の鍼灸治療」

 膝は歩行装置であり、手は摂食装置である。歩行するために筋肉、骨の3分の2が使われており、その装置は巨大である。一応、胸椎、腰椎移行部位から以下の部品は歩行装置と考えてよく、膝はその一部品でしかない。つまり膝に故障があっても歩行装置全体の一部であると考える必要がある。治療を考える上ではこれは重要なことである。
 「炎症の熱を取るにはガーゼ灸が一番」

ガーゼ灸施灸の実演。膝の炎症が針や灸で改善するのは、膝の関節包が大きく、膝周辺を包んでいて、その広い面としての滑膜に治療を行うため、炎症が軽減しやすいものと考えられる。ことにガーゼ灸は面としてとらえれば非常に理にかなった方法である。ガーゼ灸は
1)炎症を採る
2)筋肉を柔らかくする
3)ヤケドをしにくい
固く絞った濡れガーゼを膝窩にあてその上に灸をしている(ガーゼ灸)の写真
ガーゼ灸の実演

18:30〜21:00  懇親会 
福引き カラオケ 二次会もありました



第二日目 10月26日(日)
9:00市民公開講座
「これからの鍼灸医学」
〜バイオメカニクスを応用した鍼治療とその展望〜
筑波技術短期大学教授 森山朝正先生
熊本県保険鍼灸マッサージ師会副会長福島好孝氏、熊本県鍼灸師会会長橋本善治郎氏、熊本県鍼灸マッサージ師会会長前田利信氏が並んで座っている写真
座長 (社)熊本県鍼灸マッサージ師会 会長 前田利信 
座長 (社)熊本県鍼灸師会 会長 橋本善治郎先生   
マイクを持って講演している森山先生の写真筑波技術短期大学教授 森山朝正先生 〜バイオメカニクスを応用した鍼治療とその展望〜
筑波技術短期大学教授 森山朝正先生
(パンフレットより一部抜粋)
 骨格筋に対して鍼の効果を研究してきた。骨格筋の機能は収縮と弛緩である。これまで鍼刺激が骨格筋の伸張反射における求心性入力の抑制をすること(骨格筋を弛緩)と、骨格筋支配の血管収縮神経活動を抑制(末梢循環の改善)することなどを、骨格筋に対する基礎的な方法で示してきた。また、臨床的には運動学を基礎にした理論を展開してきた。ヒトの動きは単純な動作でも多くの関節と骨格筋の働きで成り立っている。
効率の良い動作は、これに関わる関節運動の連鎖を観察する必要があるが一方で、1つ1つの関節の動きについても効率的であるか否かを評価しなければならない。単一の関節運動の効率性は、骨格筋の働きを発揮するために必要な関節の固定に依存している。muscle setting とか動的固定と呼ばれている。ここで重要なことは関節の固定に必要な機能と、関節を動かすために必要な機能の同時性である。それが基礎にあってダイナミックな働きが可能になる。ダイナミックな働きについての評価は、二足歩行になった人間の働きを支える足部のわずかな異常やバランスの不均衡が、下腿から大腿、腰部そして肩関節、頚部に様々な影響を及ぼすという理論を、様々な角度から検討し構築した。 OHPに映し出されたスライドの写真
OHP

12:30〜14:30
  特別学術講演
    「膝関節及び関連部位に対するアプローチ」
     (医・社)回生会病院リハビリセンター 池辺正治 先生

座長(社)熊本県鍼灸マッサージ師会副会長 草川正規
講演する池辺先生の写真   池辺先生特別学術講演
「膝関節及び関連部位に対するアプローチ」
(パンフレットより一部抜粋)

 膝関節は靱帯中最も大きな加重関節である。骨性因子のみから見ると大腿と頸骨間の適合性に乏しく、その安定性は靱帯、筋、等により安定されている。
 膝関節は大腿と脛骨との関節面のみでなく膝蓋骨との間に膝蓋大腿関節面を形成している。この膝蓋大腿関節は膝の伸展機構に関与し、膝蓋骨の存在により、膝の屈伸を効率よく行っている。
実技指導

○膝に付着する筋ののストレッチ法
○膝の運動療法
○膝関節のPNF手技
○腸脛靱帯のマッサージ法
○3寸鍼を使った膝の特効手技(口述)
人吉の宮原先生がモデルとしてベッドに腹臥位で寝ている写真
モデルは人吉の宮原先生

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大会役員分担

実行委員長 前田利信
実行副委員長 草川正規・東 信彰・松岡俊光
総務部長 名和俊文
財務部長 福田千鶴香
事業部長 高橋武良
IT部長 上村悦雄
青年部長 小山完史
受付 岩本真也・松下博美・八田ふくみ・池田奈穂子
誘導 渡辺正幸・後藤雅浩・赤峰力夫・中村龍治・高橋武良
準備 小山完史・草川正規
マイク 赤峰力夫
タイム 丸山英範
ビデオ 吉田誠也
スライド 徳岡功一・東 信彰
テキスト作成 中村篤行