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第24回(最終回)
さあ体の声を効(聞)いてみましょう
| ■「効くものではなく効かせるもの」これが東洋医学の穴のツボ。一年間ご愛読感謝カンゲキフィナーレはむち打ち症です。 |
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交通事故って怖いですねーえ。うーっ、こわーっ。
特に事故の後遺症は辛いものです。
この秘孔中国三千年のコーナーで紹介する穴(つぼ)のなかにも「むち打ち症」に特に効果のあるポイントがありますよ。
首が回らない。
肩がこる。
雨の降る前に頭痛がするという、むち打ち症の辛い症状を取り去る穴です。
肘を曲げましょう。
肘のいちばんとがっている骨のてっぺん(肘頭=エルボースマッシュでぶん殴る骨の位置)から手首へ向かって5寸(15aほど)の骨と骨の間に、むち打ち症の特効穴(赤竿説)である「四涜(しとく)」という穴です。
この穴をグーンと押したり、もんだりすると、首を支えている肩の部分がゆるんできます。
しかも、インナーマッスルといわれる筋肉の奥の部分がゆるく、やわらかくなってくるのです。
むち打ち症で無理に首を牽引したり、触りすぎると、何と、吐き気が激しく出たり、頭痛にめまいが出現したりしますよ。
首というのは、頭という人の体のなかで、いちば大きく重い部位を、神輿(みこし)を担ぐように押し上げて支えているのです。
吊り下げているのなら楽なのですが、筋肉、筋膜、骨などで、バランスよく上を支えているのです。
胸の上部にある鎖骨。
腕の付け根の上腕骨。
背中の肩甲骨。
この三つの骨が肩関節を作り、それを土台にして首から降りてきた筋肉を含め、第二肩関節といわれる筋肉の関節で頭を支える支柱を強靱にして、懸命に首をスックと伸ばさせ、重い頭を支え(押し上げ)ているのですねえ。
その支柱となる頸椎と胸椎をつなぐ筋肉を四涜という穴は、ゆるめることができるのです。不思議だと、思いませんか?
お近くの鍼灸院では、肘の周囲にある穴を使って、首を横に倒すときに肩や首が痛んだり、ひっかかったりすれば、手の三焦経(さんしょうけい)の穴のなかから四涜。
首を回すときに痛みがあるならば、小腸経(しょうちょうけい)のなかから穴を選ぶのです。
経とは流れのことです。全身が経という川の流れのような、そう、穴が持つパワーが流れている道といってもよいでしょう。
頭のてっぺんから、足の先まで流れていますよ。
あなたの体にも。
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肩・首・頭はさきほどの穴を使っていただき、次は足の疲れを取り去りましょう。
重い物を持ったり、長く歩いたりすると、足が疲れますねえ。
長歩きは「足の三里」。
この足の三里は何回も紹介していますが、胃の具合や腸にもよく効きますよ。
食欲でもグウー。
長引く会議の座り疲れにも効きます。
もうひとつ。「三陰交(さんいんこう)」という穴は、若い人に筋肉痛が出現する部位でもあります。
走る人もそうですよ。シンスプリントといわれる症状の圧痛点がこの穴と共通です。この三陰交は「冷え性」と「生理痛」に効くので、男性の下腹部の違和感とい
うか、そう編集都の皆さんの「前立腺肥大」にも効果のある穴でもあります。
三陰交というのは、三本の経(流れ)である肝経、脾経、腎経という流れがこの場所で集合して、ロータリーを作っている場所でもあります。
この穴は胃の奥へ向かってグーっと押しましょう。夜のネオン街のお姉様方に「生理不順の穴」だといって、大モテする穴でもあるので、覚えておいて下さいね。
これ、私が得意とする穴でもあります。
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さて、さて。この「秘孔中国三千年」も、今回で最終回となりました。昨年の春から隔週ではありましたが秘孔(穴)を少しでもわかりやすく説明しようとしましたが、御理解いただけたでしょうかねえ。
東洋医学の特長は、悪いところ、痛いところ、腫れているところを触らずに、離れたところの穴を使って痛みや腫れなどを治すという不思議なことをすることです。
外国では「トリガーポイント」といった研究が進んでいますが、そのポイントと我々の秘孔とが、よく共通していることに驚かされます。
東洋も、現代医学も、同じ人間を診ているのですから、ポイントが同じであるのが当たり前ですね。
この秘孔の使い方を私から最後のプレゼントとして皆様へ送ります。
「穴は効くものではなく効かせるもの」
この一言に尽きます。
足の三里という穴を押して、目的のところへ響かせるのが「効かせる」という、ことです。
頭が重いのなら、足の三里を押して、ある方向(上下左右)へ指を動かすと、頭がスーっと軽く、胃もスッキリしてきます。
三陰交もそうです。
骨の奥深くへ押し、上から下ヘグーっと押すと、下腹が張った感じが取れてくるのです。
この穴に鍼や灸をすればもっとも効果が出るでしょう。
鍼灸院の先生とお友だちになって下さい。
それか、お近くの鍼灸院へ、穴を習いに行きませんか?親切に教えてくれます。
肩こり、腰痛、立ち疲れ、頭痛にむち打ち、精力減退を治す穴など教えてくれると思います。
東洋医学は古代インドから中国へ、そして日本に伝わってきました。
もう三千年になります。秘孔を押せば自分で自分の体の声が聞こえます。
「うーつ、効くーつ!!」
そう体の声を効(聞)くことが真髄なのです。
*「むち打ちに効くツボ」参考図はこちら
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