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第19回
サル→ヒト進化論で分かる腰痛予防
| ■そういえばギックリ腰になったとき、四つんばいになって移動しましたっけ。お猿さんには腰痛なんてないんでしょうか?。 |
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中年釣り師に多いのが、腰痛のようですねえ。
いつ、何時、ギクッ!と来るか分からないのが「腰痛症」の特徴でしたね。
運動不足や筋力低下が主因ではあるのですがスポーツをしたり体を鍛えている人でも腰痛は起きます。
さて今回は腰痛症が引き起こされる根本の話をしましょう。これ必見です。
♂♀♂
このコーナーでも再三腰痛の治療や予防法の話をしてきましたが「じゃあなぜ腰痛が起きるのか?」の問いにストレートにお答えしようと思います。
まず図@を見て下さい。三角形をした骨盤の上に腰椎(腰骨)がどっかりと安定して乗っていますね。安定している土地に、建物がドッカと建っているのと同じで、ビクともしないと思います。
腰椎も、平坦な骨盤の上に乗っていれば、腰痛はありません。
では図Aを見てみましょう。
三角形の骨盤がお腹側へ傾いた状態ですよ。土地が傾いて、坂ができた上に建物が乗れば、どうなります?
腰椎が骨盤の傾きのために、お腹側へ滑ろうとするのですよ。
で、腰椎がお腹側に滑らないよう、腰の筋肉が一生懸命に力を入れて、がんばって止めているのです。「あ痛たたーっ!!」そう、これが腰痛の原因の姿なのです。
腰痛の原因は骨盤の角度にあるのですよーっ!!
「まだ分からない?」
それじゃ、もう一言。
「構え」です。
何でもスポーツでも格技でもするときにスタートの構えがあるでしょう?
その体の構えです。
立ち仕事の構え。
座り仕事の構え
。昔から構えを教えられたでしょう?
「何じゃ、その構えは?腰を入れろよ!」と先輩やご両親、剣道や空手などすべての上級者が、初心者に教えるのは「構え」ですよね。
しかも、何でも上手になり、上級者になっても、やつぱり基本となる、この構えというものを振り返るときがあるでしょう?
すべて、この構えなのです。しかも、その衛えは、長時間でも疲れない、いつでもその構えから次の動作に移れること。
この2つが重要です。疲れなくて、すぐに動ける構え。
これを「良い姿勢」といいます。
良い姿勢とは、ピーンと背すじを伸ばしていれぱ良い姿勢かというと、違いますよ。
すぐ疲れるでしょう?
すぐ疲れるポジションはあなたにとっては、良い姿勢ではないのです。
上半身に力を入れなくても、骨盤の角度を平坦にすることができれば、そりゃあ、疲れ知らずの姿勢ですよ。猫背の人がいますね。背中が猫の背のように丸くなってる部分が悪いのではなく、傾いた骨盤の上に坂道の上に、背骨が立っているから曲がっていくのです。(図B)
もうお分かりですか?そう、骨盤の角度がすべての姿勢を作り出していたんですねえ…。
ふーっ、熱弁でした。
♀♂♀
ではどうしたら、安定した骨盤の角度が保てるか?作れるか?の話です。
よーし、昔、昔のその昔そこからちょっと前の、その昔の話です。
チンパンジーなどのお猿さんと人間のDNAは98%は同じものだと聞いたことがありますか?
そして、お猿さんは四つ脚で歩き、人間は二本足で歩きますね。
その話です。
1万年前かいつかは私にゃあ分かりませんが…。
お猿さんが木に両手でぶら下がったとき、骨盤の角度に変化が出て、森林に住んでいたお猿さんが草原を歩き出したときに、何が変わったのか!?
そう骨盤の負度です。
骨盤の負度を安定させたからこそ腰椎が伸び背中も伸び、重い頭(脳)を発展成長させることができたのですよ。
うん、スンゴイ話。
じゃあ、何が骨盤を安定させたのか?
主力は?
その力の源は?
お答えします。
それは「中殿筋(ちゅうでんきん)」なのです。
お猿さんと人間の違いは骨盤を起こすことのできる中殿筋なのですよ。
この中殿筋を鍛えることで、人間はより人間として腰痛を解消できるキーポイントとなるのですよ。
♂♀♂
では、どうすればよいかを話しましよう。
体を起こすときに必要な力は下肢の力です。
脚は股関節を中心に動かします。
たとえば関東の大学が箱根駅伝を走りますね。
どこを一番使い、どこが一番疲れるか想像して下さい。
ふくらはぎ?
太もも?
いいえ、違います。股関節を守っている中殿筋です(赤竿説)。
ここにあるのです。中国三千年の歴史で、唯一ここだという穴(つぼ)が!
「環跳(かんちょう)」とい一つ穴です。
側臥(体を横にして寝ること)して大腿を屈し、股関節外側横紋の頭に取るのが、この環跳穴です。
跳とは飛び跳ねること。
そのすべてを司るのが、この穴です。
押してよし叩いてよし、鍼をすればよりグー。
この穴を押しながらハムストレッチングすれば、骨盤が動き、下肢の柔軟性を覚まさせ、腰痛や背中の痛みのない体を作ります。
やってみて下さい。
♀♂♀
いやーっ、人の生命発祥の話から腰痛予防まで!
うん。深い話だったな!
私、猿より、ちと利口?
*「腰痛の予防」の参考図はこちら
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