磯と魚の写真
秘孔!!中国三千年
釣り名人鍼灸師 宮原赤竿のツボ講座  
三度の飯より釣り好きの鍼灸師、宮原赤竿先生が、
鍼をペンに持ち替えて、『週刊釣りサンデー』誌に連載した、
釣師のためのツボ講座「秘孔!!中国三千年」。
著者と出版社のご了解を得て掲載します。

読む指圧、まずやってみましょう。
(次回掲載は8月18日頃の予定です)

第7

飲み過ぎた?そりゃ・い・か・ん・ぞ・う!

■今日はやめとこ・・・って思っていても、ひとっ風呂浴びてパンツ一丁。うう、ちょっとだけ!で、また今夜も飲んじゃった

 夕立、蚊取り線香、スイカ、花火、そして生ビール。ビアガーデンで飲む生ビールのうまいこと。
 枝豆、空揚げ、焼きソバに生ビール。
 お好み焼き、タコ焼きに生ビール。
 土用のウナギと生ビール。
 八宝莱、マーボ豆腐、エビ料理に生ビール。
 焼き肉にも、もち生ビール。
 すべてにおいて生ビールが最優先となる食文化になりましたねえ。飲めや歌えの大宴会をやらかした翌朝、つらいねえーっ、胃がムカムカ。
 飲み過ぎた!と分かっていても、これやめられない日本の夏、生ビールの夏なのであります。
 朝から昼までは、少しなりと飲み過ぎに反省しつつ夕方になると、それ行けーっ、となっちゃう。
 「乾杯ーっ!」
 今朝の腹や胃の具合を、そのときには忘れてるんだから、困っちゃうね。
 「若いころは量を。年をとると質を」というのが食の世界でもいわれるようにいい年になれば自分自身のアルコールや食事の量が分かるはずなのに・・・。
 「うまいものを安く、少量を楽しむ」という程度が食べ物に対する心得でしようねえ。
 さて今回は、飲み過ぎた貴方の胃腸を、元気に健康に保つための東洋の心得をお伝えしましよう。
                    ♂♀♂
「きみーっ、そりゃあ、いかんぞう!」というセリフがありますね。いかんぞうというのは、
胃、肝、腎(じんぞう)のことが語源になっているといわれます。
 東洋医学でほ、もうひとつ、大切なことがあるのです。臓と名の付く、肝、腎、心、肺に、脾臓(ひぞう)といいますが東洋医学でいう脾臓とは現代医学の脾臓の、もの自体が異なっています。東洋医学では「脾」とは膵臓と胃と小腸の三つの臓器を指しているようです(十二指腸も含む)。
 「脾」、とは消化、吸収、そして体内の運搬を含めた働きをいうのです。ですから、肝、腎、脾というものが元気ならぱ、食事もアルコールもうまい!といえるのです。もう一つだけ、ややこしい話を聞いて下さいね。先天の本(せんてんのもと)、後天の本(こうてんのもと)という二つの言語があります。
 親からもらう、今風にいえばDNAというか生まれたときすでに持っている生命力のことを「先天の本」といいます。人は両親から与えられた生命力が乳児期の健康状態を左右します。先天の本という元気をもらっているのです。話はそこからですよ。この生まれてから後に、自分で自分自身を動かし生きる力を作る源を「後天の本」といって脾(主として消化吸収)と肺(主として正しい呼吸)が関与しています。一語でいえば、.先天の本を腎、後天の本を脾と称するのです。親からすばらしい先天の本(腎)をもらっていて、大人になって、後天の本である脾を大切にしないと病気になるよ!ということですね。先ほど述べたように、後天の本は脾(消化吸収)と肺(呼吸)が中心ですから飲食物と呼吸が人の健康の根っこでありますね。
 よい食べ物、そしてよい空気が長生きの秘訣といえます。日本でも南の人の方が、長生きしているでしょう。「よい食べ物、よい空気」があるところが長寿なのですねえ。
 あーよかった九州で。
                    ♀♂♀
 さて、その胃腸を丈夫にする穴(つぼ)を教えましょう。胃腸の穴をコントロールする「脾経(ひけい)」のお話です。脾経とは脾という消化吸収する人の働きをレベルアッブさせる穴が国道のように高速道路のように人の体を走り回る一本の道(経)のことをいいます。 その脾経にある「公孫(こうそん)」という穴がストレートに胃腸を回復させてくれます。足の内側で、第一中足骨底の前下方にあり、ここは扁桃炎などのときにも、穴にコリコリとしたシコリができているものです。脾経が足の第一指から咽までバイパスをつなげているからでしょうか。
 私が、この公孫のところにあるシコリの話をしていたら、あるドクターが数ヵ月後に「胃腸や膵臓にガンがある人に公孫のシコリが、あって、診断するのに大変.興味深かった」と話してくれましたね。
 内臓と穴は無縁ではないということでしょうか。
 この公孫という穴を指先で足の骨に向かって、コリコリと毎日マッサージしてみましょう。
 酒はうまいし、ねえちゃんはきれいだ!となります。
 それと、背中の穴もいくつか教えましょうかね。
 背中から腰へ、「肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)、腎兪(じんゆ)」という穴があって、ここを奥様か、恋人か、孫か、子かに押させましょう。
 兪とは、治すという意味です。肝、脾、腎が元気になったら、赤ちゃんまでできちゃうほどに、ドヒューンと男性も女性もパワーアッブします。背中が丸く、硬くなったご年配の奥様の穴を押してあげるときには要注意。 圧迫骨折することがありますので、胸にザブトンを敷くことをお忘れなく。
 ま、古女房は、触らぬ神に崇りなし、でしょう。
 若い、おネエちゃんに、やさしく、あやしく、穴を押してあげて下さい。
                    ♂♀♂
 親代々のすばらしい生命力をいただいた貴方。よいものを食べ、よい空気を吸いましよう。
 飲み過ぎには注意して、毎日「公孫」をモミモミ。なんでも「過ぎる」ことには心して、「たりない」ぐらいが、いちばんの心得です。さあ終わった。飲みに行こっ。




*「胃腸の疲れに−公孫・肝兪・脾兪・腎兪−」の参考図はこちら



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第2回 釣りの立ち疲れ足腰背中パワー一発
第3回 翌朝の全身の痛みボーズの痛みにも
第4回 体の悪い風を追い出しましょう
第5回 若いつもりでも五十肩きちゃいます
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