磯と魚の写真
秘孔!!中国三千年
釣り名人鍼灸師 宮原赤竿のツボ講座  
三度の飯より釣り好きの鍼灸師、宮原赤竿先生が、
鍼をペンに持ち替えて、『週刊釣りサンデー』誌に連載した、
釣師のためのツボ講座「秘孔!!中国三千年」。
著者と出版社のご了解を得て掲載します。

読む指圧、まずやってみましょう。
(次回掲載は8月1日頃の予定です)

第6

膝の痛みに冷やして押してピップ!!

■はじめての大物。手が声が震えます。ヒザが笑います。こんなショウジョウなら大歓迎ですが水がたまったら、さあ大変だ!

 紫陽花(あじさい)の七変化が雨上がりの光に輝いています。もう暑中見舞いを書かなくちゃあー。
 さて今回は40〜50歳から弱くなるもののなかに、足(脚)と腰がありますが、その足腰をつなぐところ』「膝」です。膝って大切な関節ですよね。
 立ち上がるとき、歩くとき、跳ぶときと人の体で重要なところですよねえ。
 大物を釣り上げて、ワナワナと膝を震わせるという表現もあるように、ときとして、活躍?するところでもあります。
 私もありましたよ、昔々鹿児島県は阿久根大島で2尾のチヌを釣り上げたときには、膝がカクカクときましたねえ。
 それから大物といってもイシダイとか大グレなどと出合っても、昔ほどの膝カクってのはなくなりました。そのかわり、大物をバラして膝を落とすってのは、いつものパターンですが。
                    ♂♀♂
 さて、本題に入りましょう。
 膝関節は、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)膝蓋骨(膝の皿)の骨で形成されています。膝の立ち姿で特徴があるものとして内反膝(ないはんしつ)、外反膝(がいはんしつ)というものがありますが、内反膝はO脚性ともいい、一般にいうガニ股のことです。それとは反対に外反膝とはX脚といい、形状をアルファベットの形で表しているのです。 O脚性の膝は筋カ、筋肉があり力仕事ができる体型の人に多く、その人のクツのかかとを見ると、外側がすり減っているのが特徴ともいえます。
 体重が足にかかり重心線が膝の中央より、やや内側を通ることでガニ股の人は膝の内側が痛むのです。
 膝関節の中の半月板や軟骨の障害も多いのですが、いちばんん多いものとして内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)の炎症です。
 膝を使いすぎるスポーツの障害にも、ジャンパー膝(ジャンプを繰り返す種目=跳躍等)や成長期に多いオスグッド病(お皿の数a下の痛み)や、お皿の内側下の鷲足炎(がそくえん−ガチョウの足のような形をしているところだから)などがありますが、40〜50歳からの膝は老化のひとつとして膝の内側痛(内側側副靭帯炎)が主で、熱があり悪化すると水がたまります。こりゃあ困ったものですね。
 そこで、私の話を聞きましょうね、
 「膝が痛い!」と思ったら、まず冷やすことです。昔から痛みに対しては温めることが大切と考えられ、「冷やすな」が口癖のようになっていましたが、違うんです。
 熱があるということは、炎症があるということ。だから、熱をとれば炎症が消え治っていくのですよ。
 冷蔵庫のなかで保存や冷蔵に使う、ストックバッグというジツパーの付いた透明のビニール袋がありますよねえ。それに半分ほどの氷を入れて、それに少量の水を入れればオーケー。水漏れがないように、その袋を二重にして、痛い膝の内側に当てましよう。10分間の辛抱です。4,5分は冷たくて痛いのですがアラ不恩議。7,8分もすると冷たさは感じなくなりますよ。
 それまで、大きいタオルでグルグル巻いていて下さい。10分間の辛抱で翌日の痛みは激減するのですよ。
 これを「アイシング」といいます。温めての失敗はありますが冷やして失敗はありません。でも、塩を入れたり氷以外の物は使わないで下さいね。氷は0度以下に絶対ならないからよいのですがそれ以外は失敗も考えられます。
 冷湿布?
 効く前にかぶれます。
 毎日の仕事が終わつたらアイシング10分間、やってみて下さい。次の日曜日には釣り場に立てますよ。
                  ♀♂♀
 さて、冷やした後の話です。ここから東洋医学の力を利用して下さい。膝を治す穴(ツボ)として「曲泉」(きょくせん)という肝臓にも、男性の精力にも関係する穴です。
 膝を曲げそこにできる内側の横紋(おうもん−シワ)の先端に取穴します。その曲泉も、ややお皿の近くへ取ったり、斜め下にとったりと変化しますが、ここで取穴の最大のポイントを説明します。指先の感覚ですよ。ここかな!と思って押して、「グりグリッ」とか「グツグヅ」とか、小さなコリコリがあるところ。そこが穴なのです。
 ただ、押して痛いところが穴ではなく、皮膚の下に何かある感じの場所や、そこを押すことで、どこか離れたところがジーンとした感じがするのが、本物の穴です。
 アイシングが終わったらその曲泉に、米粒(生米)を紙テープに付けてペタリと貼って下さい。
 もし、ピツブエレキバンを持っていたら、そこへひとつ貼って下さい。そしてもう1個を下の穴「照海」(しょうかい)に、磁石を反対にして貼るのが秘訣ですよ。エレキバンはN極が皮膚に当たるようになっていますので、曲泉にN極、照海にS極を貼ると、なんと数倍も効果が増します。
 照海は内くるぶしの真下にあるゴリゴリと圧痛のあるところです。曲泉から照海へ気が流れて、膝の炎症や腫れがとれてくるから不思議です。そうそう、アイシングを10分間した後は、赤い色が膝に残りますが、心配いりません。温めたときにできる発赤は、かぶれなどに関係していますが、冷やしたときにできる発赤は、血流がよくなっている証拠ですからご安心あれ。
 膝が痛くない人でも、この曲泉を押すと、ウィーンと男性の力がアップ。
 そんな精カアップのおいしい話は、う-ん、いつごろお話ししましょうか。考えときます。はい。



*「膝の痛みを取る穴−曲泉・照海」−の参考図はこちら



バックナンバー
第1回 首に肩こり歯の痛みにズッキューン
第2回 釣りの立ち疲れ足腰背中パワー一発
第3回 翌朝の全身の痛みボーズの痛みにも
第4回 体の悪い風を追い出しましょう
第5回 若いつもりでも五十肩きちゃいます



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