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第3回
翌朝の全身の痛みボーズの痛みにも
■大枚はたいて遠征するもイッピキも釣れずに残ったのは全身の痛みだけ。女房殿の顔も、まともに見られないときにココ。 |
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偉そうに「体の痛みにはこれだ!」などといっている私自身、こんなことがありました。
5月のゴールデンウイークを利用して鹿児島県は枕崎港から南へ2時間。南西諸島の玄関口である三島村は硫黄島へ行って来ました。
一泊二日の釣りの旅でありまして、エサも荷物もガッポリと持ち、1日目は名礁・大瀬へ。満ち込みの潮が正反対の下げ潮向きになるヘンテコな流れと、鮫、亀、雨の3メにたたられまして第一ラウンド終了。
しかも二畳ほどのブルーシートを屋根にして釣行者4人が抱き合うように夜を過ごしましてねえ。背中の岩がゴリゴリと筋肉を押し上げて、マットを敷いていても痛いのなんの。
これなら我が家の女房殿のイビキを我慢する方がましというもんです。
翌朝は超名礁の白鳥。いいですねえシラトリっていうネーミング。 でも、いつも渡り鳥のフンで白くなっているから白鳥だって、誰かが言ってました。
で、早朝からネバリにネバって第ニラウンド終了。イシダイ竿の重さは、ボーズのときほど全身にコタエます。
第一、いかにも体が痛くなる、中腰の構えに問題点がありますよねえ。でも、クチジロがドッビューンと来たときは、その構えが必要とあって、私赤竿流の「ぼーず(つれないこと)のポーズ(しせい)」には自信ありなんですよ。
片膝を曲げて体重を置きもう片方の膝でいつでも立ち上がれる「ぼーずポーズ」。そのまま左ヘゴロリとなれば熟睡ポーズでぼーず。右膝で立ち上がればヒットポーズ。クチジロだい!
いやーっ、実にシンプルでありますねえ。一泊二日の釣行費、金5万円もボーズで決着。
いさぎよし、というか単純というか、残ったものは翌朝の我が家での…。
お待たせしました。話はここからです。
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前日の野宿の影響は、翌朝に出現するんでありますねえ。身をもって分かりましたよ。「イデデデーッ!魚も釣れんしサイフもイデデーーッ、体が痛いよーっ!」
女房殿には釣行費がいくらかかったなど言えませんから、体の痛みの話しかできませんね。特に朝は。
完全ボーズで心もサイフもスッカラカンの朝。
何とか起きようにも、背中も腰も大腿部(太もも)も痛みがあって起きられません。そんなときは、ここです。「陽陵泉(ようりょうせん)」まず、横へ寝返って丸くなってここを押します。
左手が上ならば左手の中指(第三指)でゴリゴリと陽陵泉を押しましよう。
できれば今度は反対にぐるりと右半身を上にして、右手の中指で右の陽陵泉をゴリゴリとやるのです。あら不恩議、全身の筋肉という筋肉がゆるんでいくのです。「不恩議だなあーっ!」と思いつつ、ゆっくり起きて奥様に向かって正座をして「ごめんなさい!」といつものセリフを言わぬでもごめんなさいポーズをしていると、ほらほら背中も腰も、ゆるんでいくのですねえ。
特に奥様へ向かっての前屈(正座をして上半身を前へ。これストレッチなんですね)は効果てきめん。
身も心も固さがなくなるんだから、グー!
釣行費を使い込んだ心の傷(5万円トホホ…)や、釣果がなくて反省する気持ちも和らげてくれるんだもんねえ。
中国医学と、磯鈎り歴を合わせて3000と20年の経験です。ゴホン。
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ここで陽陵泉の場所と効能をご紹介します。「膝を曲げ、外側下腿部の上端」腓骨頭の前下際に取る」「外側下腿部の上端にして腓骨頭の前下際にあり」などと難しいセリフですが、まあ、一言でいえば「脚の真横の、膝の下のゴリゴリの骨の下」なんですよ。
前回の「足の三里」よりちと後ろの、骨の下なんですよ。
さて、効能です。
「坐骨神経痛、膝関節痛、半身不随、腰痛、偏頭痛、脚気、顔面神経麻痺、三叉神経痛、胃酸過多症、.側筋痛」
こんなに効くわけないよねえ。でも昔からの本に書いてあるんだから、少しは信用してちょうだい。
私の陽陵泉の使い方は、全身の筋肉をゆるめたいとき、精神をゆるめたいとき。乗り物酔いをとめるときなどなんだけれど、もうひとつ教えちゃいます。
いちばん効くのは…ゴホン! ギャルの体の緊張を取り去るときなんです。
実験をしますとね、ギャルの脚のどちらかの陽陵泉に鍼をして、ギャルの横腹をさわっても「こそぱーい!!」と言わないんです。くすぐったい感じや、こそばい感じをも陽陵泉の穴(ツボ)の力で取り去ることができるんであーる。エヘン。穴は偉い!
穴は便い方ひとつで、いろんなことができるんですよう。
私、スポーツトレーナーをしてるんですがね、この陽陵泉を使って、ギャルの側腹部の緊張を取り、その影響でギャルの腰の痛みを取り去るという、秘密の穴なんであります。
この穴は胆のうの病気などにも効くといわれているけれど、やっぱり右側か、左側か体の片方の、表層の筋肉には確実に効くものですよ。
どうか、お試しあれ。
さあて私もこの穴を指でゴリゴリと押してみましょう。うん、効いて来た。「我が家の奥様へ。あの5万円は私が使い込みました。釣ってきたカツオ節やカツオ味噌もすべてあのお金です。ごめんなさい」
ねえ、心も体も楽になる陽陵泉は効くねーっ!
*「陽陵泉」の参考図はこちら
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